SixTONESのたった一つの動画で沼に落ちた新規スト担の話。
現在、自分は SixTONESの沼に浸っている。
高地優吾という人間の大きさに惚れ込み、動画をひたすら見続けている。
そんな自分は、生きてきてこれまで、『ジャニーズ』なるものにはひとつの興味もなく、音楽番組で見かけてもただスルーし続けていたのだ。この世界……さらに大きく括ってしまえば、『アイドル』という世界は、触れることのないと思っていたものだった。
なのにどうして自分はここにいるのか。
沼に浸かってなお、時々笑いながら思う。
去年、2021を迎えた自分は思ってもいないだろう。…そりゃあそうだ、気にも留めたことのない世界なのだから。
でも、2022を迎えた自分は、笑って言える。
「彼らが推しだよ」と。
推し。推しがいるのは幸せなことだなぁとつくづく思う。
自分は本来、こんな世界に目を向けたことのない、関わりのないボカロオタクでありゲームオタクだ。空き時間はずっとスマホゲームに浸り、YouTubeの履歴もゲーム実況ばかり。
典型的な、趣味の範囲を過ぎない、だけれども少しだけゲームの度合が強い、オタクである。
(ここでは“非オタ”と自分を称しているのは、非ジャニーズオタクだから。)
ではどうしてここにいるのか。
過ぎた2021/8/27。
運命の日である。
この日はなんと家族の誕生日。ケーキも食べ終わった後の、夜9:30頃だった。
この出会いに私は本当に感謝している。ありがとうの一言しか出てこない。
ありがとう、YouTube。ありがとう、オススメ。
「SixTONES」。現、自分の推したちである。
もしかしたら、自分は割と特殊なのかもしれない。
歌でもなく、パフォーマンスでもなく、ラジオでもなく、ましてやジャニーズだからでもなく、出演しているテレビ番組から来たでもない。
自分は、たった一つの動画から沼落ちした一人だ。
そのきっかけはこちら。
https://youtube.com/watch?v=nDEts3j2uRE&feature=share
お家かくれんぼ。
わちゃわちゃと、楽しそうに、原始的な遊びであるかくれんぼをしているだけの動画である。
自分でも分からない。
なんで触れたのか本当に覚えていない。
こんなにも出会う瞬間は覚えているのに、この動画のサムネをタップした覚えがない。
家族の前だから大笑いしたいのを控えて、必死に声を噛み殺しながら笑った。
隠れんぼしているだけの動画で。
先ほども述べたが、自分は動画から入った人間である。かつてジャニーズを推したこともない、ジャニーズについて調べたこともないレベルで、何も知らない。
でも、漠然と“顔で売っている”というイメージがあった。
だからこそ、自分は敢えてパフォーマンスや歌に触れる事を避けた。(ちなみに、この2日後にはパフォーマンス動画に手を出している。)
ひたすらに、再生リストの“entertainment”というものだけを見ていた。
アーティストチャンネルから入ったから、Jr.のチャンネルがあることを知り、それもまた全て再生。楽しかった。多分2021で一番楽しかったのはこの瞬間である。
恐らく最初に見たパフォーマンス動画は“Laugh in the Life”。曲者でしょ?
デビュー曲でもなく、僕僕などシングルでもなく、ボカロ好きを虜にするうやむや、フィギュアでもなく、カップリングのLaugh in the Life。しかもfocus cam。自分は開催していたことも知らなかったチェンエラと呼ばれるツアー(?)の映像、しかも顔がアップにならないfocus。
自分がどれほど曲者なのか。
振り返ると笑えてくるね。
でもこの動画をみたからこそ、自分には推しができた。
タップした自分を褒め称える。良くやった。
時期は長期休暇終了間際。
自分はなんとたった3日で、全ての動画を網羅してしまったのだ。
飽き性であり、20以上ゲームをしてきて3ヶ月続いたゲームは2.3個しかない自分としてはありえないことだった。
自覚のない沼入り。
不思議な体験だった。
ここから沼に落ちた事を、数日かけて自覚していく。
SixTONESのチャンネル、言えばストチューブ。それらが金曜更新であることにつられて、仕事が楽しくなった。
週末に楽しみがあることは、自分が感じる世界を変えてくれる。
ちょうど火曜更新が頻繁に行われていた時期だからか、週2の楽しみによって、心の負担は大きく軽減された。
そして、推しの影響が計り知れない。
Twitterで「SixTONES」というテーマをフォローし、一日に3回は確認し。
Pinterestで、画像を見つけては胸を押さえ。
YouTubeで、一回見た動画であろうと見返して腹を抱えて笑って。
あっという間に、SixTONESに侵食された。
推し。
隠れんぼの動画を見たその瞬間から、推しは確定していたのかもしれない。
Laugh in the Lifeを最初に見た時点で、それは決まっていたのかもしれない。
分かる人は言わずもがな分かるだろう、ハマの番長こと高地優吾である。
どうしてこの人はこんなに可愛いんだ???
あれ、成人……?マジで言ってる?
彼が推しであると自覚してからの率直な感想はこの二つである。
バカレアを知って、画像を見つけて、驚いた。
この人、顔が変わらなさ過ぎでは???
はえー、童顔か。………いやいやいや、おかしすぎでしょ。他の皆はあんなに垢抜けてて、ああ成長したなっていう顔なのに、この人髪型が変わっただけで顔になんの変化もない。
あれ???
ともかく若いように見える。
雰囲気がぽかぽかのんびりしているから、雰囲気さえわかればこの人が最年長であることは分かるだろう。でも、何も知らない自分のような人間が見た彼は、とても最年長には見えなかった。
ともかく若い。これが27ってマジかよ。
そしてスタイルがバケモンレベル。
本日元旦、とあるチャンネルに現れた推しのスタイルは服装も相まって完璧だった。推しフィルター無しにしても、そう思う(自分の中では)。
自分の人生において「足長っ」ていう感嘆を使うことになるとは思ってなかったよ。正直言って。
そうして容姿に驚いてから、ゆごほくを知った。
なんだこのエモいの??
エモいという言葉の使い方がよく分かっていないものの、多分この使い方で合ってる。
他メンバーよりも少し長い付き合いで、今も昔も同じユニットである運命的なシンメトリー。
泣かせにきてる??
それを加速させたのが高地優吾10000字インタビュー。
なんだあれ。爆弾の塊やないか。
高地優吾が選び取ったこの未来。
こーちにとっては“選んだ未来”、北斗にとっては“偶然の未来”。
心が苦しくなる話だった。北斗、こーちとずっと一緒にいてください……。
この感覚を分かってほしい、この悶えを是非とも共有したい。くるしい。胸が苦しくなる。
思いっきり東京ドライブ見返しました。泣いた。
そして、ゆごじぇ。
なんとも沼、沼、沼。
調べれば調べるほどででくる画像たち、まとめ、雑誌。
距離感バグが常に発生するゆごじぇ、語彙力が消失した。
なんだあのカレカノみたいな距離感。
奈良の動画見返して、ストチューブから切り抜いたゆごじぇの絡みを見返して、ぐうって唸った。正直ぐうの音も出なかった。唸った。無言で宙を見上げた。
「スクール革命」。
これもまさに、“日曜お昼は関東ローカルスクール革命♪”である。
いつのまにか、家に2台あるテレビの片方(実家暮らし)を、日曜のお昼だけ陣取るようになった。
なんと、ここまで来てから自分は自覚したのだ。
「沼だ……」
と。
遅い。
遅いね。
笑えてくるレベルに沼入りの自覚が遅い。
こうして浸かった SixTONESという沼。
今ではTwitterに住んでいると言えるほどTwitterを見ているし、3ヶ月の新規スト担だと胸を張れる。好きだ、と言える。
なんならストグラムを見るためだけにインスタを始めた。
SixTONESANNを聴くためだけにradikoを入れた。毎週のルーティーンと化した。
本当に、世界が変わった。
大晦日になってようやく、家族にジャニオタになったことを公言した。否定はされなかった。
むしろ大晦日の紅白、夜中のカウコンを、見たいと言ったらテレビを譲ってくれた。
でも、公言するのはかなり高い壁だった。
この世界に偏見が大きかったから。思っているよりもギスギスした世界なのかもしれない、思っているよりも否定や批判が多い世界なのかもしれない。
そんな恐怖を軽く裏切ってくれたteam SixTONES、そして家族、ありがとう。
そんな恐怖を吹き飛ばすくらいの最高のビジュアルとパフォーマンスを見せつけてくれる、 SixTONESにただただ感謝を。
ファンになって3ヶ月。
まだ、たったの3ヶ月。
これからも未来永劫推し続けることに確約はできない、それでも推し続けたいと思うグループだ。
すきだよ、こーち。
好きだぞ、 SixTONES。
年末になり、どうしても、自分の体験や、考えたこと思ったこと、推しについて、感謝とか、もろもろも叫びたくなったんです。
それだけで紡がれた変な言葉を読んでくれた誰かにも、多大なる感謝を。